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キム・ナムジン インタビュー(1) [┗インタビュー]

~キム・ナムジン インタビュー(1)~



「12月の熱帯夜」のジョンウ役でお馴染み、キム・ナムジンさんが4月に初来日を果しました!
So-netチャンネル749としては「これは見逃せないチャンス!」ということで、
さっそくナムジンさんの元へ…。
そのインタビューの模様を、皆さまにお伝えいたします!


So-netチャンネル749(以下749) : 初主演映画「春の日のクマは好きですか?」が、6月10日より日本公開されますが、日本の観客にはどのように見てもらいたいですか?

キム・ナムジン(以下ナムジン):この映画は壮大なラブストーリーでもなく、アクションやスリル溢れる場面もありません。しかし、すべてのカップルが共感できるような、ありふれた…小心者な男と想像力豊かな女の子の恋の話です。少し退屈だったり、荒唐無稽な話と感じられる所もあるかもしれませんが、皆さんには“可愛らしい“と感じていただけるのではないかと思います。肩の力を抜いて、気楽に楽しんでいただければと思います。

749 : 改めて自分の演技を見て、どう思いましたか?

ナムジン : 見ていられませんでした。各シーンどれをとっても滑稽に見えましたし、このシーンではあの表情の方が良かった、相手にセリフをもっと正確に伝えれば良かった、と後悔ばかりで……。俳優の中には自分の演技を見ない人もいますが、私は今後も見ながら学んで行きたいと思っています。このように反省もありますが、その一方で、この作品では純粋さが滲み出ていると思います。私だけではなく、監督もドゥナさんもみんな同じ年頃だったので 若い感覚が反映されて、純粋に見えたのではないかと思います。画面はウソをつけないですからね。

749 : 映画とドラマ、演技の上での違いはありましたか?

ナムジン : どちらも難しいです。私の性格はスローなので、気持ちは急いでいても行動も理解も遅い方です。特に韓国ドラマの場合はスピーディーに進行していくので、それについていくのが大変でした。でも人は環境に適応するものなので、スローな私もずいぶん慣れましたよ(笑) 映画もドラマもどっちも大変だと思います。映画は最初からストーリーを全て把握してから入るので、余裕を持って撮影に臨むことができますが、ドラマの場合は、最初の3、4話ぐらいしか出来ていないので、その後の約10話は撮影しながら作っていきます。即興で演技しなければならないので、その都度、感情を作るのが難しいです。

749 : 「12月の熱帯夜」のジョンウと「春クマ」のドンハ。ご本人の素顔はどちらに似ていると思われますか?

ナムジン :ジョンウもドンハも、どちらも自分の一部分ですね。…う~ん(←真剣に悩む) きちんと答えなければならないのですが、どちらも自分の姿なのでその違いを表現して語るのは難しいです。

749 : どちらの役が演じやすかったですか?

ナムジン :そうですね。最初はどちらも役に近づくのは大変でした。ドンハもジョンウも。
しかしストーリーを把握し、私が何を視聴者に伝えなければならないのかを理解し、感情についても分かり始めたら、(役に)近づくのはそんなに難しいことではありませんでした。感情を作り出す段階までがとても大変なので、これをどのように答えればよいか・・・あまりにも曖昧な答え方ですみません! すべてが大変だと思います。

749 : 感情を作り出すことは本当に大変だと思います。ドラマ「12月の熱帯夜」の話になりますが、病気を宣告されたジョンウ。あの演技はとても素晴らしかったですが、涙を流すときは何を思って泣くのですか?

ナムジン : 自分の泣く場面を見たら、子どものように泣いていたことがわかりました。もっと格好良く泣いても良かったのですが、ただ子供のように泣いていたので、モニターを見ながらオーバー過ぎたのではないか? と心配になりました。涙を流すことだけが悲しみを表す方法ではなかったのに、なぜずっと涙だけを流したのか? 自制もあったのですが……。しかし、わざと泣くようにしたのではなく、ジョンウという役の中に入り込んだのだと思います。撮影現場では涙を流そうとするよりは、流さないように心に固く誓ったりしましたから。あのシーンの撮影は運が良かったのです。相手役の俳優や監督にも恵まれましたし。「12月の熱帯夜」のイ・テクォン監督は「ジョンウは私自身だ…」といつも語っていました。監督自身であると、私に対しても愛情を持ってくださり、私がどのような演技をしても全部OKを出してくださいました。

749 : そういうことによって、もっと気楽に演じることができたのでしょうね。

ナムジン : 制作側のスタッフがそのように私を信じて任せてくださったので、言葉にならなくても、撮影現場では信頼感が感じられ、演技するのに助かりました。またオム・ジョンファ先輩にもずいぶん助けられました。撮影がスタートする時、最初にオム・ジョンファ先輩がいらして、「私たちは本当に愛し合う関係になりましょう。(このドラマで)」と……。私はその言葉に本当に勇気づけられました。一般的に、先輩から先に来て「頑張りましょう」ということは、なかなか無いことです。このようなことがあってとても感謝しましたし、力になりました。

749 : オム・ジョンファさんとはとても仲が良いと伺いましたが、まるで本当の姉弟のようですよね。

ナムジン :でも、オム・ジョンファさんはヌナ(お姉さん)という言葉を嫌がっていますよ(笑) 私以外の人からもヌナ(お姉さん)と呼ばれるのを嫌がっていますね。




【インタビュー(2)へ続く】



キム・ナムジン インタビュー(2) [┗インタビュー]

~キム・ナムジン インタビュー(2)~



749 : 今回の映画と「12月の熱帯夜」の中で、ドンハとジョンウに共通して出てくる、ある“モノ”がありますよね? それはラーメンなのですが(笑)  どちらの作品も愛する人のために作り、一緒に食べるシーンがありますが、キム・ナムジンさんなら愛する人にはどんな料理を作ってあげたいですか?

ナムジン :ラーメンですね。ラーメンもラーメンですが…。 そうですね…(悩んで)あまり作れないし上手ではないので、何かを作ってあげるより、料理教室でも通って、学んだ後に作ってあげたいと思っています(笑) 私が家でよく食べるスタイルは、半ライスに野菜の漬物、目玉焼き、ゴマ油を入れて、ビビンパのように混ぜたものです。

749 : 以前は「12月の熱帯夜」が放送していましたが、現在So-netチャンネル749では、オム・テウンさん主演の『復活』を放送しています。今回の映画に、オム・テウンさんが友情出演されましたが、共演した場面は無かったですよね。撮影現場でお会いしたことはありますか?

ナムジン : オム・テウンさんは撮影現場によく遊びに来てくださいました。撮影後の食事会や飲み会で、よくお会いしました。

749 : と言うことは、同じ日に撮影をするというスケジュールではなかったのですね。

ナムジン : ええ、そのようなスケジュールではなかったです。ですが1年前に、韓国でsg WANA BEという歌手のミュージックビデオで共演しました。私が三流のヤクザの役で、ヤクザの組長役であるオム・テウンさんの銃に撃たれて死ぬシーンでした。

749 : シリアスなシーンでの共演だったのですね。ですが今回の映画では、オム・テウンさんの役柄はコミカルでしたよね。ご覧になってどのように思われましたか?

ナムジン : こんなことを言ったら後で何か言われてしまうかも知れませんが、普段の姿がチラッと出ています。全部ではないですが、1カット1カットを見ると、顔の表情から可愛いらしい感じを受けます。そのように考えると、私もドンハのキャラクターでそのような雰囲気が出ていると思います。

749 : コミカルな役柄であるドンハの演技は、今までと違う雰囲気があるので、(視聴者に)新たな魅力を与えるのではないかと思います。韓流スターとして、今後日本でどのような活動をしたいですが?

ナムジン : 自分が望んでいても日本で(受け入れられて)活動できる訳ではないのですが、私が思うに一番大切なのは任された“いま”のことを、精一杯頑張れば、それはどの国であっても上手くやっていけると思います。もし(日本で)活動しようとしたら言葉の問題もあるので、同じようにかなりの努力が必要だと思います。

749 : なるほど~。いま、日本語はどのくらい話せますか?

ナムジン : 挨拶ぐらいです。読む方が得意ですが、完全には読めませんし意味もよくわかりません。
ひらがな、カタカナが読める程度です。(日本語で)日本のファンの皆さん どうぞよろしくお願いします。愛しています。



【インタビュー(3)へ続く】



キム・ナムジン インタビュー(3) [┗インタビュー]

~キム・ナムジン インタビュー(3)~



749 : So-netのインターネットで「12月の熱帯夜」のドラマブログをやっています。

ナムジン : (驚いて)それは知りませんでした…! 

749 : :昨年9月からの「12月の熱帯夜」の放送スタートと同時にブログも運営していて、視聴者の皆さんが感想のコメントを残したり、ナムジンさんやオム・ジョンファさんの情報を得ています。ここにパソコンがあれば全部お見せするのですが…。(ブログをプリントしたものをお見せしました)

ナムジン : 私はこの写真が本当に気に入っています。韓国でもこの写真で予告編が出ていましたけれど、人々の話題になって。今でもすごく好きな写真です。


749 : では最後に、視聴者とブログ読者の方に挨拶お願いします。

ナムジン : So-netチャンネル749「12月の熱帯夜」ブログ読者の皆さん、こんにちは。「12月の熱帯夜」を愛してくださって、どのように感謝の気持ちを表せば良いのか……。 日本の皆さんへのプレゼントとして、私が10の言葉、100の言葉を言うよりも、実際この映画をご覧になって、私を応援してくださるのと同じように、私だけではなく、この映画の全ての出演者に愛情を持ってご覧いただければと思います。今後も愛してください。(私も皆さんを)愛しています。

749 : So-netチャンネル749の視聴者へのメッセージをお願いします。

ナムジン : こんにちは。So-netチャンネル749の「12月の熱帯夜」をご覧のファンの皆さん、心からお礼申し上げます。
私は演技の経験がまだ多くありませんが、その中でも「12月の熱帯夜」は大切に思う作品であり、私にとっては一番自信持って紹介できる作品です。私という俳優を紹介できる作品だと思います。皆さんも愛情持ってご覧いただき、ぜひブログにもお越しください。これからもよろしくお願いします。 ありがとうございました。




☆オマケ☆

↑インタビュー終了後、色紙にサインをするナムジンさん。

今回の白いスーツ姿はいかがでしたか?
モデル出身だけあって、ビシッと着こなしていたナムジンさんです。
シンプルなシルバーアクセサリーがポイントになったそのお洒落に、749スタッフ一同、感動でした~!




日時:2006年4月27日 
主演映画「春の日のクマは好きですか?」来日時にて



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